NGN+S 2007 Autumn 講演抄録
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〜高まる新ビジネスへの期待感〜
NGN/VoIP網における 品質管理の"目"とは?
瀬田 直也氏
エンピレックス コミュニケーション・プロダクツ・グループ テクニカルマネージャ |
多くのキャリアで採用されているトランスポートレベルのモニタリングに基づく間接的なサービス品質確認の方法は必ずしも十分なものとはいえない。サービスレベルの品質確認手法の導入でカスタマーケアの向上、ネットワークの運用管理保守効率化が図れ、新たな法規制への対応も容易になる。
本日は「NGN/VoIP網における品質管理の"目"とは?」と題して、VoIPを中心としたサービス品質確認(サービスアシュアランス)についてお話しして参りたいと思います。
この品質管理の"目"という言葉ですが、ネットワークのどこで見るのかということで使わせていただいています。
下位レイヤから、トランスポートレベル、サービスレベル、ユーザーレベルまで、様々なネットワークレベルで見る方法があります。
理想的なのはユーザーレベル、ユーザー宅の受話器から分岐させてその音声を確認するという方法なのでしょうが、実際にはサービスレベルをコアネットワークのエッジ部分などでモニターするのが最善の方法といえます。
トランスポートレベルのサービス品質管理は、多くのキャリアや企業ネットワークで行われているものです。ルータやスイッチの使用帯域の監視、各種サーバーの死活監視、PINGによるネットワークインターフェースレベルの監視を行い、これらの数値や状態に異常がなく、ユーザーからクレームの申告がなければサービスが正常に提供されていると見なします。これは間接的なサービスアシュアランスということができます。
しかしながらサービス品質管理という面で見ると、一時的なサーバー過負荷等によるサービス品質の低下、例えば音質低下やつながりにくいといった状況の検出が非常に難しいなどの問題があります。この場合、ユーザーからのクレームにより受動的に問題をある程度把握できたとしても、文句はあるのだがクレーム電話をかけてこない人々=「サイレントクレーマー」の存在リスクが残ります。
これに対して、サービスレベルの品質管理は、呼損率などの統計的な接続品質の管理・確認、呼ごとの音声品質などによりネットワークが正常であるかどうかを判断します。ユーザーが直接感じている状況を把握するわけですから、これは直接的なサービスアシュアランスになります。迅速な障害検出が可能になりますし、サイレントクレーマーの存在を推測することもできます。結果としてカスタマーケアの品質向上が図れます。
サービスレベルの品質管理でもトランスポートレベルと同様に障害の検出、切り分けによる原因の特定が可能ですが、これだけでは情報不足に陥る懸念があります。やはりトランスポートレベルとサービスレベルの"目"を組み合わせることより確実な障害対策が可能になるといえるでしょう。
規制面からもサービスレベルの品質管理が求められるようになってきました。最近頻発しているIP電話の障害発生を受け「大規模または長時間にわたりサービス品質を低下させた事故」についても電気通信事業法の報告の対象に含めるなどの法令改正の動きがあります。これには日常的にサービス品質のモニタリングを行っていなければ対応が難しいと考えられます。
弊社のHammer XMS はこうした高度なサービスレベルの品質管理を容易に実現できるソリューションです。
製品ラインナップは運用中のネットワークを流れる呼の品質検証や、呼損率やBHCAなどの収集を行うHammer XMS Passive Ver1.7と試験呼を挿入することでネットワークの健康診断を行うHammer XMS Active Ver1.1の2つで構成されていますが、これらを併用することでサービス品質の総合的・総合的な管理が実現できます。
小規模ネットワークから中大規模ネットワークに対応できる多彩なシステムを用意しておりますし、他の管理システムとの連携も容易です。NGN/IMS関連の多彩なプロトコルもサポートします。
NGN時代を迎え、この製品が多くのキャリア、企業のネットワークのサービス品質向上に役に立てることを願っています。
●お問い合わせ先
エンピレックス
TEL:03-5457-2342
E-mail:Hammerjapan@empirix.com
URL:http://www.empirix.co.jp/